「アイメトリクスはファッションよりファンクション(機能性)を優先しています。機能性を追求するためにはコストと手間暇は惜しまず、独自の開発アプローチで取り組んでいきます。お客様のニーズにお応えするだけでなく、ニーズを自ら作り出し新たな市場として創造していく。決して流行には乗らない。それが、アイメトリクスの開発スタイルです」
「実はスパルタンは、曲線美を追求したAlg(アルゴ)の商品開発途上で構想が持ち上がりました。データを分析したところ、アイメトリクス・ユーザーの68%は、レンズの厚みが4mm以上であることが分かりました。そうした強度数レンズですと、レンズ面がフラットになって厚みも出てしまいます。『フレームの直線を活かしたフォルムによって、レンズとの一体感を提案したい』という考えがスタートラインでした」
「アイメトリクスは、常に新しいことに挑戦しています。スパルタンの場合も、独自の技術とアルミダイキャスト製法により、強度数レンズとフレームの一体感、Alg以上の剛性を持ち合わせながらも、アイメトリクス従来の軽量かつ高いフィッティング性をキープすることを課題としました」
「機能性を高めるデザイン設計も大きなテーマでした。機能美こそアイメトリクスが追求する付加価値だからです。議論を重ね、直線美によるストラクチャデザイン(構造設計)とメタリック塗装により精悍さと男らしさをイメージすることにしました。ただ、単なる直線美では意味がありません。そこで、できる限り面体と直線でデザインすることにしたのです。アイメトリクスでしかできないことに挑んでこそ、価値を生み出せると考えました」
「直線美の構想が生まれてから実現まで3年を要しました。決して妥協しないのが、アイメトリクスの基本ルールです。その位の期間はどうしてもかかります」
「商品設計の段階でイメージしたキーワードが幾つかあります。例えば、スパルタ戦士を思わせる力強さであるとか、アイメトリクスのメインユーザー世代である30代~40代の男性が昔憧れたガンダムのような格好良さ、頼もしさです。そうしたイメージを直線でどう具現化するかに、かなり苦労しました」
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